【QYLD】上昇相場では不利?!:超高配当毎月分配型カバードコールETF

この記事でわかること

・カバードコール戦略について
・QYLDがどんな相場の時有利(不利)になるのか

 ⚠注意
 ・本記事は特定の投資行為を推奨するものではありません
 ・取引をする際は、ご自身の責任において行っていただくようお願いします。

QYLDの概要

QYLDを販売しているグローバルXのHPにはこう書かれています。

カバード・コール戦略で利益を生み出そうとするもので、ナスダック100指数の株式を購入し、対応する同一指数のコール・オプションを売却します。

GLOBAL X HPより

コールオプションとは?

オプション取引のひとつで、特定の原資産について、一定の期日(期間内)に、あらかじめ決められた数量を、あらかじめ決められた価格で、「買う権利」のこと。

大和証券HPより

カバード・コール戦略

カバード・コール戦略とは、原資産(株式、債券、通貨etc..)を保有したまま、コールオプションを売る戦略です。
権利行使価格以上の値上がり益を放棄する対価として、オプションプレミアムを受け取ります。
つまり、権利行使価格以上に値上がりした場合、値上がり益は受け取ることができず放棄されてしまいます。

ニッセイアセットメントマネジメント株式会社HPより

カバード・コール戦略が有利な相場

株価が下落した場合

保有株式に損失が生じるものの、配当金とオプションプレミアムが損失分を軽減しています。

通常は株価が下落すると、下落したのと同じだけ損失が生じます。
カバードコール戦略を適用することにより、配当金やオプションプレミアムが出ない株式と比べて、損失を少なく抑えることができるという利点があります。

ニッセイアセットメントマネジメント株式会社HPより

株価は上昇したものの、権利行使価格に達しなかった場合

配当金にオプションプレミアムが上乗せされています。

保有株式の損失もなく、QYLD保有者にとっては最高の状況と言えます。

ニッセイアセットメントマネジメント株式会社HPより

カバード・コール戦略が不利な相場

株価が権利行使価格以上に上昇した場合

権利行使価格を超えるような株価の上昇があった場合、権利行使価格を超える値上がり益は受け取ることができず破棄されます。

損はしませんが、本来受け取ることができたはずの値上がり益を捨てることになります。
上昇相場では、あえてカバードコール戦略の銘柄を購入する利点はないんじゃないかと思います。

ニッセイアセットメントマネジメント株式会社HPより

まとめ

✅カバード・コール戦略とは
・原資産(株式、債券、通貨etc..)を保有したまま、コールオプションを売る戦略のこと。
・権利行使価格以上の値上がり益を放棄する対価として、オプションプレミアムを受け取るが、権利行使価格以上に値上がりした場合、値上がり益は受け取ることができず放棄される。

✅QYLDはカバード・コール戦略を導入しており、
ヨコヨコあるいは下落相場では有利
上昇相場では不利

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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